展覧会に出陳する会員の皆様へ

 

日頃から愛犬の運動、食事、健康管理等に精進されていることと思います。その愛犬を春秋2回の展覧会へ出陳するのですから感慨も一入でしょう。

展覧会は勝負の世界であるとも言えます。しかし反面には会員相互の親睦の場という当会の一番の目的の場でもあるのです。入賞出来なくても、下席に甘んじても勝負は時の運です。甲斐犬愛護会も「勝手奢らず負けて腐らず」と会報で主張しています。

甲斐犬を見る目を養う最良の場であり、向学の場もあるのです。会員皆様もご存知のように甲斐犬は流行犬とは無縁な犬です。他の日本犬にも言えることですが、日本人と共に何千年来一緒に苦楽を伴に生活してきた犬達です。甲斐犬を飼うということは日本人のアイデンティティーの再確認ともいえるのではないでしょうか。甲斐犬を愛することは日本の自然を愛することであり、日本の国を愛することに他ならないと思っています。

手塩にかけた愛犬の晴れ舞台でもある展覧会を、先ず良犬を数多く見る向学の場として、犬仲間や家族の親睦の場として、そしてその次に各愛犬の成績という順序が当会のモットーとするところです。入賞しなくともその愛犬の性格や長所は飼主本人が一番理解していることです。

自分の愛犬を賞歴とは無関係に愛育して行くことこそ真の甲斐犬愛好家であり、善良な日本国民であると信ずるものです。どうか会員の皆様には春秋の展覧会を楽しむためにも犬の仲間や家族の和を第一として一頭でも多く出陳することを切望するものです。

                甲斐犬源友会 代表

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